野田村 ON&OFF Village

そうぞうりょくがつながる、岩手・野田村ワーケーション。

野田村 ON&OFF Village

ABOUT

野田村について

野田村ってどんなところ?

岩手県の北東部に位置する野田村は、北三陸の海の恵みと、季節ごとに彩られる山々の美しさを近くに感じることができる、人口4000人ほどの小さな村です。
人と人とのつながりを大切にしながら、今日まで野田村の人たちが育んできたのは<知恵>と<工夫>。つまり<想像する力>と<創造する力>。「野田村気質」とも言える「誇り」と「おもてなし」の気持ちを日々掲げ、高い品質、高い価値の名産品をチームで磨き上げ、そして暮らしを豊かにしてきました。

リアス式海岸で有名な三陸の北に位置する野田村の全景。(写真:野田村観光協会)
野田漁港に突き出した景勝地「大唐の倉」。一説では3000万年以上前の地層と言われている。

野田村の旅の拠点になるのが、野田村と久慈市のほぼ境界線に位置する「道の駅のだ」です。三陸鉄道リアス線の駅「陸中野田駅」、そして旬な野菜や海産物、惣菜などが並ぶ観光物産館「ぱあぷる」を併設しているので、野田村に暮らす人たちの暮らしとインフラの支えとなっています。

村内外から愛される「道の駅のだ」。人気は 名産・野田塩のソフトクリーム。(写真:野田村観光協会)
観光物産館「ぱあぷる」で働く野田村出身の佐々木陵太さん(写真中央)。野田村の特産品の魅力を語ってくれる。

野田村の特産品は
自然の恵み

野田村の特産品の1つに、荒海という過酷な条件の中で、ひと籠ずつていねいに育てた「荒海ホタテ」があります。波の穏やかな内海での養殖ではなく、海水が淀むことなくきれいに流れるプランクトンが豊富な外海に出ることで、手間暇はかかりますが他とは比較できないくらい肉厚で甘味の強いホタテが育つようになりました。荒海という野田村の環境を逆手に取った独自の育て方。村では漁師たちによる「荒海団」が結成され、野田村ブランドとして高いクオリティが守られています。

全国的にもファンが多く入手困難な「荒海ホタテ」。野田村に行ったら必ず食べたい一品。(写真:野田村公式ホームページ)

日本一の生産量を誇る「山ぶどう」の産地・野田村。多くのポリフェノールと鉄分を含む山からの恵みは、滋養強壮や疲労回復に効果的とされ昔から地域の人たちに愛されてきました。皮が厚く種も大きいため、果実としての流通が難しいとされてきた山ぶどうを、より多くの人に楽しんでもらおうと開発されたのが「山ぶどうワイン」をはじめとする加工品たち。甘さを抑え、山ぶどう本来の力強い酸味と野性の香りを残した個性的なラインナップが評価され、一躍、野田村の特産品に。

中でも野田村で初のワイナリー「涼海(すずみ)の丘ワイナリー」で2016年に誕生した山ぶどうワイン「紫雫~Marine Rouge~」はソムリエも認める実力派ワインだ。(写真:野田村観光協会)

そして、荒海ホタテや山ぶどうワインをはじめとする野田村の「食」の魅力を一際引き立たせる存在として、3つめの特産品「のだ塩」があります。塩田による製塩と違い、薪窯によってじっくり炊かれることでできる「まろやかさ」が特徴の自然海水塩は、食材の旨さを引き立てます。農作物が今ほど穫れなかった江戸時代から野田村の豊かさを支えてきた塩は、震災の苦難を乗り越えた今も、その知恵を引き継ぎ、高いクオリティで日々作られています。

東日本大震災後の塩窯と味を支えてきた工房長の野竹長吉さん。職人気質が育んだ妥協しないものづくりの姿勢が、唯一無二の味を生む。

野田村の
「そうぞうりょく」
をつなげる

野田村には OFF を ON に変える力があります。
例えば荒海を逆手に取り、村自慢の「ホタテ」ブランドを磨き上げてきた漁師たち。「山ぶどう」という自然そのままの恵みを、その知識と経験によって唯一無二のワインに仕上げたワイナリー。江戸時代から続く「塩」の伝統技法を未来に残すべく、一度は震災によって途絶えてしまいそうになった工房を建て直し今につなぐ職人たち。食や伝統、そして相手を敬う気持ち。今でもたくさんの文化が受け継がれ、野田村は日々、進化しています。

そんな野田村の人たちが大切にしてきたのが、工夫するアイデアと形にする知恵、そして「人とのつながり」です。

野田村を舞台に繰り広げられる ON&OFF Village を通じて、OFF を ON に変える「そうぞうりょく」を、みんなでつなげていきましょう。

毎年、小正月に行われる野田村の伝統行事「なもみ」。若手不足が課題となっている地域行事だが、野田村では20代から30代の若者がその文化をしっかりと次の世代へつないでいる。
野田村をもっと知る
もっとたのしむ